人生成功の秘訣は善根を積むこと。


【其の98】善根を積むこと。それが、人生成功の秘訣…

1734年の頃。ヘンプヒルという、長老教会派の青年牧師が
赴任してきた。

彼は声がよく、どうやら 自分独自の話し方や、内容のようで
あるが、非常に立派な説教をしたので、宗派の違う連中まで、
多くの人が この人に引きつけられた。

私も一緒になって、深く感心したものだ。

私の他の人たちも同様、彼の説教には、いつも顔を出した。

といのも、その説教には、教義風なところがほとんどなく、
徳の実行、つまり、宗教関係の言葉で言えば、善根を積むこと
を強調しているモノだったからだ。

私が生涯をかけて作り上げた、悪い習慣やクセを 根本から
改善させ 人生を好転させることができる 「 13徳目 」
も、
善根を積むことであるからだ。

善根とは:よい報いを招くもとになる行為の事を指す。

 

ところが、会衆の中で 長老教会派の政党をへて 任じている
連中は、彼の説く内容に反対しており、年をとった牧師連の
ほとんどが 反対派に加わった。

そして、反対派ぜんいんが手を組んで、青年牧師ヘンプヒルを
黙らせようとして、長老教会派の大会で 異端者だと言って、
ありもしない、偽りの非を鳴らした。

私は、彼の熱心な見方となって、必死になって彼の支持者を集め、
しばらくは勝てるモノだと思って、彼のために戦った。

これに関して、賛否の論説がたくさん寄せられた。

 

彼は説教は上手かったが、文章を書くことは上手くなかった。

そこで、私は彼のために、パンフレットを2~3枚書き、
また、1735年4月の自分の新聞に、小論文を掲載したりした。

それらのパンフレットは、論争の文章のほとんどが そうだが、
話題性の強い時期には、みな 熱心に読んでくれた。

しかし、徐々に読まれなくなり、最後には 忘れられてしまい、
今では、一部も残っているかどうかだ。

 

抗争を続けている最中に、不幸な事件が起こり、そのために
彼の立場は非常に不利になってしまった。

私たちの反対派の一人が、彼の説教を聞いて、非常に評判の
良い説教だったのだが、その説教の内容の一部でも、どこかで
聞いたり 読んだりしたことがある…。

と、ふと思い出したというのだ。

そこで調べてみると、イギリスのとある評論雑誌に ちょうど、
彼の説教の内容の一部が、フォスター博士(イギリスの牧師)の
説教の一部を、そっくりそのまま引用していたことが分かった。

引用していたことが判明した為、見方の多くは 強い疑念を抱き、
青年牧師ヘンプヒルの主張を 支持することを辞めた。

そのため、より一層、私たちの敗北を早めることにもなり、
大会では、みごと惨敗を喫してしまったのだ。

しかし、私は彼を見捨てなかった。

 

というのも、私はむしろ、彼が普通の牧師がよくやるように
自作の下手くそな説教をすることはせず、人の作った立派な
説教を聞かせてくれることに、賛成だったからである。

後に彼は、自分が行う説教の内容は、どれも自分で作った
モノではない。

自分は記憶力が良いので、たった1度読んだだけで、どんな
説教でも覚えることができ、繰り返すことが出来るのだと、
私に正直に、告白してきた。

私たちが負けたので、彼はさらに、よい運命を他の土地に
求めて私たちのところを去って行った。

私もその教会を辞めて、その後、二度と出席しなかった。

もっとも、そこの牧師を維持するための献金は、その後も
長年 続けていた。

<逆境に強い子になる子どもの教育 / 英語を覚えるコツ>

by 上田真司

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