1週間に1つの徳目だけで 良い習慣が身に着く


■1週間に1つの徳目を行う

私は 徳目の1つを、1週間ずつ厳重に注意することに決めた。

すなわち、最初の1週間は “節制の徳目” に反する行為は、
どんな小さなことでも 避けるように十分に用心し、他の徳は 普通ていどに
注意しながら、毎晩その日に犯した過失だけを、書き込むことにした。

このようにして、第1週中に もし 節制と記した第1行に
黒点がなければ、この徳の習慣は強められ、反対に不節制の習慣は
弱められた。と考えることができる。

そうであれば、思い切って注意を広げ 次の徳に及ぼし、
次の週には、両方の行とも黒点なしに することもできるだろう。

 

こうして最後まで進めると、13週間で全コースを一通りこなし、
1年で4コースできることになる。

庭の草むしりをする人は、雑草を一度に取り付くそうとはしない。

というのも、能力と限度を超えているからであり、
一度に一隅ずつ作業し、それが終わると次に進むのである。

従って私も、順々に黒点を各行から消していって、紙に現れる
自分の進歩の跡を見て、喜びで心を励まし、何コースも繰り返すうちに、
13週間 毎日テストをしても、黒点のないキレイな手帳を見て、
幸せな気持ちになりたいものだと願った。

 

この小さな手帳にはモットーとして、
アディングの『カトー』の一節を書いておいた。

われこの信念を守りつづけん。
(造化の妙なるによりてものみな高らかに告ぐるごと)

われらが上に、まこと、神のましまさば、
神は徳をこそ嘉したまわめ。
しかして、神の嘉したまうもの、あに幸いならざらんや。

次は、キケロの言葉である。

おお、汝、人の世の道しるべなす学問よ。
徳を求めて倦まず、もろもろの悪徳を駆逐する学問よ。

汝の教えに従いて有益に過ごせる一日は、
罪に包まるる永生に優れり。

もう一つは、ソロモンの格言で知恵と徳について述べたものである。

その右の手には長寿あり、その左の手には富と尊貴とあり。
その途は楽しき途なり、その径すじはことごとく平康し。
(3章16-17節)

神は知恵の泉であるから、知恵を得るために
神の助けを求めるのは当然で、また、必要なことだと思ったので、
この目的のために私は、次のような 短い祈りの言葉を作って、
毎日唱えるために、検査表の冒頭に書き加えた。

おお、全能の神よ。恵み深き父よ。慈悲深き指導者よ。
わがまことの道を見出すかの知恵を増させたまえ。

その知恵の指し示すことをなしとぐる決意を強めさせたまえ。

われと同じく汝の子なるものに対するわが心からのつとめを嘉したまえ。
そは汝のたえざる恵みに対してわがなしうる唯一の報いなり。

私は また時々、トムソンの話からとった短い祈りの言葉も使った。
それは以下のようなものである。

光と命の父、汝、至福の神よ。
願わくはわれに善きことを教えたまえ、御自ら教えたまえ。

愚かしきこと、空しきこと、悪しきこと、
なべての卑しき仕業より われを救いたまえ。

知恵と心の安らぎと清き徳もて、わが魂をつちかいたまえ。

聖にして、実あり、萎ゆることなき
祝福をわれに与えたまえ。

規律の徳目に付けた教訓は、
仕事はすべて時間を決めて行なうように命じている。

それで私の小さな手帳のあるページには、1日。すなわち、
24時間を どのように使うかを定めた計画を書いた。

<習慣を変える方法 / 仕事の時間管理術>

by 上田真司

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