本当の資産とは、自分自身である。


【其の47】本当の資産とは

私は、議論しているうちに、この問題に 熱中し過ぎるあまり、
「紙幣の性質と必要」(1729年4月発表)と題する匿名のパンフレット
を書いて印刷した。

それは、一般市民からは 非常に評判はよかったが、予想通り、
お金持ちの連中には 反感を買った。

なぜなら、このパンフレットのために、紙幣増発を要求する声が
より一層 高まったからである。

 

ところが、お金持ちの仲間には、私の議論に 反論できるモノが
たまたま 一人もいなかったので、彼ら 反対派の勢いは鈍る一方であり、
結果、増発案は 多数決をもって 州会を通過した。

州会の私の友人たちは、私の功績が カナリあったことを認めた。そして、
それに報いるために、紙幣の印刷を 私に行わせるとよいと考えた。

この仕事は、とても割のいい仕事だったので、お陰で 私は助かった。

これは 私が、文章を書くスキルを身につけていた ところから得た、
もう1つの収入口である。

【未公開資料から引用・解説】

本当の資産とは、家でも 土地でも、また、車や お金でもなく、
“自分自身のスキル” である。 スキルを 身に付けさえすれば、どんなに
大不況だったとしても、自分の力で お金・資産を築くことができる。

つまり、本当の意味で、一生 お金にも困ることもなくなる。

家や 土地というものは、時代背景によって 価値は 上がりも
するし、下がりもする。それは、車や お金も 同じである。

また、いろんな収入口を増やしておけば、1つの収入口が駄目
になっても 収入は 0になることもなく、リスクを回避できる。

紙幣の効用は時がたち、その効用の成果が 明るみになるにつれて、
全てが明らかになった。それ以降は、紙幣の効用について、大して
議論が 起こることもなかった。

そのため 紙幣はまもなく、5万5千ポンドに。

1739年には 8万ポンドになり、その後、戦争中には 35万ポンドを
越えはしたが、その間、取引も戸数も、人口も、たえず増大して行った。

もっとも、紙幣発行高にも限度がある。それを超えると 有害になる。
と、今は そう思っている。

 

その後、間もなくして 友人ハミルトンの手を通じて、ニューカースルの
紙幣 印刷の仕事が手に入った。この仕事もまた、当時の私には 結構な
仕事に思えた。

小さな暮らしをしている時は、小さいものでも 大きく見えるものだが、
これらの仕事は、実際にも、大きな利益を 私にもたらしたのである。

そのために、仕事へのモチベーションも 相当 高まった。

ハミルトン氏はまた、ニューカースル政府(デラウエア植民地政府のこと)
の法文や、議事録の印刷の仕事(案件)も 取ってきてくれた。

この仕事は、私が 印刷業の商売を辞めるまで、私の手で続けた。
そのころ私は、新たに小さな文房具店を開き、各種の正式の書式用紙を
取り揃えたが、本来であれば、このような正式のモノは、フィラデルフィア
では手に入らなかったモノだ。

この事では、友人である ブライントナルに 助けてもらった。

それから紙、羊皮紙(ようひし)、行商人用(ぎょうしょうにんよう)の
安本などもおいた。

<お金も人間関係も上手くいく秘訣 / 傲慢で見栄っ張りな人の未来>

by 上田真司

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