口は災いの元!失言癖が不幸を招く実例


【其の43】口は災いの元。その実例

お前(息子ウイリアムズ)には、私がこのように 自分の勤勉ぶりを
具体的に、また、気がねせず 好き勝手に書いていることに対して、
もしかしたら、自慢話をしているように 聞こえるかもしれない。

もしそうだとしたら、それは違う。

私の子孫で これを読む者に、この 物語全体を通して
“勤勉の徳”が どのように 私に幸運をもたらしたかを見て、
この徳の効用を 悟ってもらいたいからである。

その頃、ジョージ・ウエブは、お金を貸してくれる女友達が
できたので、そのお金で キーマーとの残りの年季契約を解約し、
一人前の職人として雇って欲しい。と 私の元に訪れてきた。

>> ジョージ・ウエブの人物像はコチラ

 

その時はまだ、私たちは、彼を雇えるような状況ではなかった。

そして、口は災いの元であること、失言癖が不幸を招くことを
私は身に染みて知った。そう、私は愚かにも ジョージ・ウエブに、
とても大事な話を 打ち明けてしまったのだ。

「今から話すことは 内密にしておいて欲しいのだが、
私たちは いずれ 新聞を始める予定だから、その時になったら
働いてもらう仕事もできるだろう。」
─ と。

 

新聞を始めれば儲かる。という 見込みがあると考えたのは、
その時 ジョージにも話したが、次のような根拠があったからだ。

当時 新聞は、ブラッドフォードが 発行しているモノが
たった1つあるだけであった。

しかし、その新聞は 読む価値のない新聞で、経営は恐ろしく
ヘタクソだし、全くもって面白くなかった。

それなのに 儲かっているのだから、それよりも もっとよい新聞を
発行したら、受けないはずはない。と 私は考えたのである。

 

私は ウエブには、「誰にも喋らないでくれ」と 釘をさしておいた
のだが、彼は、キーマーに話してしまった。

すると、早速 キーマーは、私を 出し抜くために 自分のほうに
新聞発行の計画があると公表したのだ。

しかも ウエブは、キーマーに 雇われることになったのである。

さすがに、この出来ごとには 腹が立ったが、かといって、
今すぐ こちらの新聞を出すこともできない。

そこで、向こうの計画を邪魔するために、「 お節介屋 」という
題名で、面白い話をかいて、ブラッドフォードの新聞に載せた。
後は、ブライントナルが 引き受けて何カ月か続けた。

 

この計画は 見事に成功し、世間の注目は この新聞に集まり、
その影響で キーマーの計画は、私たちが茶化したり、冷やかしたり
したので、誰にも注目されなくなったのだ。

それでも彼は、新聞を出し始め、9カ月ほど続けていた。

しかし、購読者は 一番多い時で90人という ヒドイ有様で、
とうとう彼は、わずかの金で 私に譲りたいと言ってきた。

私は、少し前から 引き受ける準備をしていたので、
すぐさま譲り受けた。
数年たつと、引き受けた新聞は、たいそう儲かるようになった。

フランクリンは1729年9月25日─10月2日付けの号から、
ペンシルベニア・ガゼットという新聞を出し始めた。

<信頼できる人の特徴 / 文章を書く技術を公開>

by 上田真司

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  1. これも私にとっては人生の大きな課題の一つです。

    短気なためつい口に出すこと

    八方美人的な性格

    相手にスキを与えてしまう部分

    などから自分から言わないようにしても
    待ち伏せされて相手が納得するまで
    話を止めることが出来なかったり
    何とかその場でかわしても
    納得できない(知りたい相手)は家族の誰かに
    電話・または直接聞き出すのです。

    中には
    「あんたと私の仲じゃない」
    「誰にも言わないから自分のことを信用して
    私にだけは話して欲しい」
    「私はあんたのことを自分の子供みたいに思っている」
    「私はあんたのことを大切な友達と思っていたのに
    あんたの方は思ってくれていなかったのね」

    こういう人達と付き合っても不快感が増すだけなので
    仕事・共通の友人など絡みがなければ
    ゆるゆると離れていくようにはしておりますが
    田舎なので離れていくのは難しいです。

    でも内心では嫌悪感が増えておりますね。

    情けないことに家族・親戚のあいだでも
    色々情報を(私は何も言わないことまで親などが勝手に話す)
    知られてお節介なアドバイスを頼みもしないのに
    してこられるという状態です。

    逆をすることは…
    まるで私が大変無礼な態度をとっているように抗議されます。

    自分は損をする為に生まれてきたのかとさえ考えますね。

    私の今後の大きな課題は
    沈黙を通した上で周りと要領よく付き合うことです。
    もしかしたら一生の大問題になるかも知れません。


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