仕事でも信頼できる人の特徴


【其の42】仕事でも信頼できる人とは?

しかし、ここでこの話をするのは、当時、私がどんな後援者を
持っていたか、そのことを少しばかり言っておきたいからで、
この連中はみんな、骨を折って仕事を取ってくれたものである。

とくに、ブライントナルは、クエーカー教徒※ から、
彼らの歴史の中、四十葉(残りは キーマーがやることになっていた)
を印刷する仕事を取ってくれた。

クエーカー教徒とは?
クエーカー教徒は、キリスト教の新教徒の一派であり、
非常に厳格な教義にのっとって生活する宗派のこと。

これは、値段は安かったのだが、それこそ 私たちは
一生懸命に その仕事をこなした。

判は二つ折り、
大きさはプロ・パトリア型(縦13インチ、横8インチ半のサイズ)
活字は 本分はパイカ(12ポンド大の活字)、
註(ちゅう)はロングプリマー(10ポンド大の活字)だった。

 

私が、1日に1枚(両面に2ページずつ印刷、計4ページ分)
ずつ組み、メレディスが それを印刷して行った。

次の日の仕事のために、印刷の終わった組版を解いて、
活字を分類・整理する作業が 終わるのは、いつも夜の11時過ぎ、
時には、もっと遅くなることもあった。

他の友達が、時々小さな仕事を世話してくれるので、
予定が遅れることもあった。

しかし、「1日に1枚ずつは 必ず仕上げて行う」と
自分が決めたルールを守る。
ことを決めていた。

そのため、ある晩など製版を終えて、「これで 今日の仕事も済んだ」
と思っていると、どうしたことか、その1つが壊れて2ページ分、
めちゃめちゃになってしまった。

が、私は すぐさま、印刷の済んだ 字組版を解いてバラバラにして、
すべて組み直すまでは、床につかなかったこともある。

 

なぜ、真の成功者は 自分が決めたルールを守るのか?
その理由や 重要性は >> コチラ からご覧いただけます。

 

こうした真面目な働きぶりが、近所の人の目にもとまり、次第に
評判もよくなり、信頼できる人という認知度もアップしてきた。

特に、こんな話も聞いた。

商人たちが集まるクラブで、新しい印刷所の話が出た時、

「この地には、既に キーマーと、ブラッドフォードという
2軒の印刷屋があるのだから、彼ら(フランクリン)たちは
きっと失敗するに違いない。」

というのが 一般の意見だった。

 

ところが、ベアード博士※ の意見は反対だった。

ずっと後に、生れ故郷のスコットランドのセント・アンドルーズで、
お前(息子のウイリアムズのこと)と2人で出会った人だ。

セント・アンドルーズは、スコットランド東部の海港で有名な
セント・アンドルーズ大学から、法学博士を贈られた。
そのため、1759年に フランクリンは、息子のウイリアムと共に、
スコットランド旅行の途中、この地を訪れた。

 

「なぜかと言えば…」と、ベアード博士は 次のように言った。

「あの、フランクリンのような働きモノは、私は 見たことがない。
何しろ、私が クラブから帰る時間になっても、まだ仕事をしているし、
朝は朝で、近所の人が起きていない時間から、もう働いているからだ。」

この言葉を聞いて、他の連中は感心し 信頼できる人だと思われ、
その後まもなく、その中の一人が「文房具を卸してあげよう」と
言ってきてくれたが、私たちはまだ、小売商売をやる考えはなかった。

<なりたい自分になる方法 / 口は災いの元!の実例>

by 上田真司

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