頭の回転が早くなる朝食とは?


【其の24】頭の回転が早くなる食事

さて、こうして私はみんなとも仲良くなり、気がつけば
相当の勢力を得ることに成功した。

私は、印刷所内の規則を私の例に習って、頭の回転が早くならない
「ビール」と「パンとチーズ」という朝食を中止してしまった。

私と同様、ビール3合の値段、つまり1ペニー半分で
胡椒を散りばめ、パン屑をまぜ、少量のバターを加えた
熱いお粥を大きなどんぶりに入れた。

それを、隣の家から届けてもらうことができた。

それに、こうした朝食の方が安いだけでなく上手い。
しかも、頭の回転が早くなることが分かったのだ。

 

相変わらず1日じゅう浴びるようにビールを飲んでいる
連中は、金を払わないために、ちょくちょくビール店に
借りがきかなくなった。

すると、連中の言葉を借りれば、

「明かりが消えた(借りがきかなくなった)」

からと言っては、ビールを飲む事ができるようにしてくれと
私に頼んでくるのであった。

 

土曜の夜には私は勘定台を見張り、私が相談を受けて借りに
しておいてもらったお金を取り立てた。

時には、彼らのために週に30シリング近くも払わなければ
ならないこともあった。

このためと、また1つにはなかなかのリギット、
つまり、ひょうきんで口の達者な皮肉屋と認められたことから
私の仲間の間に勢力があった。

 

また、決して休まないので、主人から信頼され、それに植字が
並はずれて早いので、急ぎの仕事というといつも私に任された。

だが、急ぎの仕事はだいたい賃金が普通の作業よりも良かった。

これらもあって、この頃には私もすごく楽しく暮らしていた。

リトル・ブリテンの下宿は遠すぎるので、私はデューク通りに
別の下宿を見つけた。

カトリック教会の向かい側で、あるイタリー食料品店の3階の
裏手側の部屋であった。

 

店を開いているのは、夫を亡くしたある未亡人で、
娘が一人、家政婦が一人、それに店番の雇い人が一人いたが、
この男は通勤だった

今までの下宿へ人を向かわせ、私の人柄を確認してから、
彼女は前と同じ下宿料、つまり週3シリング6ペンスで
私を下宿させることに承諾してくれた。

男の人に泊ってもらえれば、心強いから割安にするのだ
と言った。

彼女は、かなり年配の未亡人で牧師の娘に生まれ、
新教徒として育ったのだが、夫に従ってカトリックに
変更したのだ。

そのなくなった夫のことを、彼女はいつも懐かしく思っていた。

<脳が疲れる食べ物 / カトリック信者の慈善活動>

by 上田真司

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

以下の記事も読むと、さらに成功習慣が身に付きます

タグ

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ