フランクリンが考える人間の幸福とは?


【其の137】人間の幸福とは、些細な便宜から生れる。

このような些細な出来事は、心に止めるほどのことでもなければ、わざわざ
伝えるほどのことでも ないだろう。と思う人もいるかも知れない。

「なるほど! ホコリが、風の強い日に一人の人間の目に入った。」とか、
「一軒のお店に ホコリが入り込んだ。」

という程度のことなら 大した問題ではない。

だが、人口の多い都市で このようなことが無数に、しかも、頻繁に起こった
となると、ことは重大になる。

 

この点を考えたならば、一見ささいな問題に見えることにも、注意を払う
人がいたからといって、厳しく非難するほどでもないだろう。

人間の幸福とは時々起こる素晴らしい幸運よりも、日々起こる、ほんの
少しばかりの 都合の良いことから 生れるものである。

幸福とは、たとえば、貧しい青年に自分で顔を剃り、剃刀を整備して
おくことを教えてあげるのは、1千ギニーのお金を恵んであげるよりも、
その男性の生涯の幸福に寄与することが大きいだろう。

この程度の お金は、すぐに使いきってしまい、バカなお金の使い方をした
と思って悔やむのが落ちだが、剃刀の扱い方を教えることであれば、
床屋に行くと良くあることだが、順番を待たされたり、時々見かける
汚い指、臭い息、切れない剃刀など、イヤな思いをする心配はなくなる。

自分の都合の良い時に、よく切れる剃刀で剃る喜びを 毎日味わうことが
出来るのである。

 

人間の幸福とはそのような些細な便宜から生れるのである。

このような考えから、以上、私はあえて数ページを費やしたのである。

また、私が長年の間、とても幸せに暮らしてきた愛するこの町や、
その他の アメリカの都会にとって、いつかは役に立つような暗示を
そこから貰えればと思うのである。

<フランクリンの問題解決の方法 / 次のページに進む>

by 上田真司

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

以下の記事も読むと、さらに成功習慣が身に付きます

タグ

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

トラックバック

コメント

  1. ひよこ より:

    こんにちは。

    お金を貰うより、役立つ知識をもらった方が幸せなんですね。
    なるほど~。

    そう考えると、私は、とっても幸せなことがたくさんありました。

    お金を貰ってもうれしいけど、そのうち、誰から貰ったお金だったか忘れてしまいます(お年玉とか)。
    でも、人生の転機になるような言葉をかけてくれた人の顔とか忘れないですよね。


コメントをどうぞ

このページの先頭へ