フランクリンが教える発明・アイディアの出し方


【其の134】フランクリンの発明・アイディアの出し方

その後、まもなくして私は、町の街路舗装を目的とした法律を考え出し、
原稿を書いて州会に提出した。

これは、私が1757年にイギリスに渡る直前のことであった。

この案は、イギリスに渡る前には通過しなかったが、その後、課税の
方法を少しばかり変更して通過した。

その変更は、私には改善とはとても思えないモノだったが、街路の舗装の
ほかに、“照明についての条項”を付け加えたのは、とても良い改善策
であった。

 

“照明についての条項”を付けくわえた そのアイディアの出し方は、
一市民の 故ジョン・クリフトン氏が、我が家の玄関先に ランプを
吊るしたのがキッカケだった。

それによって、ランプの有用性を示す実例ともなり、人々は初めて、
町中を照明してはどうか? という考えを持つようになった。

“町中をランプで灯す”という 社会全般の利益を計った名誉も、また、
私の功績とされているが、実は、この 故ジョン・クリフトン氏のもの
である。ということが、本当のところである。

私は、彼の「玄関先に ランプを吊るした」そのアイディアの出し方
ヒントを得て考え出しただけで、ただ初め、ロンドンから輸入していた
球型のランプとは違った型のランプを考案した点に、少し功績があるに
過ぎない。

 

ロンドン製のものには、次のようなデメリットがあった。

それは、下から空気が入らないため、煙が容易に上から出て行かず、
火屋の中をぐるぐる回って 内部にこもり、やがて、光の邪魔をして
本来の明るさを失わせてしまう。

それに、毎日拭いて綺麗にしておく必要があった為、とても面倒だった。

しかも、誤ってぶつかれば 壊れてしまって、全く役に立たなくなって
しまうのである。

 

そこで私は、火屋を4枚の板ガラスで作り、煙の出をよくするために
上に長い煙突をつけると同時に、煙が上に登り易いように、下にも
空気孔をあけてみてはどうか? と言ってみた。

こうすれば、ランプはいつも綺麗で、ロンドン製のモノのように
数時間で暗くなることもなく、朝までずっと明るさを保つことが出来る。

また、誤ってぶつかったとしても、壊れるのはだいたいガラス1枚
だけであるため、修理もカンタンに済むからだ。

<円滑に町内会費の集金を行う方法 / フランクリンのアイデア発想法>

by 上田真司

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