世界中から尊敬される男の人を動かす方法


【其の130】人を動かす方法

1751年に、とても親しい友人のトマス・ボンド博士( 1713-84・
フィラデルフィアの医者で、アメリカ学術協会最初の会員の一人 )

は、地元の者であろうと、よそ者であろうと、一切 関係なく、貧しい
病人を収容し 治療を行うために、フィラデルフィアに病院を設立する
ことを考えた。

心がけなどが 優れている人物でなければ、思いつかない 素晴らしい
計画であり、一般には私の手柄とされているが、実際には、彼の発案
が元となった計画なのである。

トマス・ボンド博士は、計画を実行するために、寄付金を得ようと
熱心に活動していたのだが、アメリカでは 斬新な試みであったが故に、
初めは 世間から 思うような理解が得られず、寄付金は集まらなかった。

 

ついに、彼は私のところを訪れ、このように述べた。

「 公共事業は 君(フランクリン)が 関与しないことには、とても
  成功を収めることは出来ない。と悟った。」

と、私を喜ばせるような事を言ってくれた。

さらに、彼はこう続けた。

「というのは、寄付を頼みに行った先で よく聞かれるんですよ。

 このことは、フランクリンさんに相談されたのですか? とか、
 それで、フランクリンさんの お考えはどうだったのですか?

 ってね。そこで、私はその方達に、フランクリンさんの専門外の
 仕事ではないか? と思って、まだ相談していないんですよ。

 と答えると、その方たちは 寄付を断り、まぁ考えておきましょう。
 と言われるのですからね…。」

 

私は、この計画の性質や、また、果たして役に立つものかどうか?を
伺ってみたところ、とても満足の行く、納得の行く説明を得られた為、
私自身も 寄付に応じることにした。

さらには、他の人々から寄付を集める計画にも、喜んで参加したのだ。

もっとも、寄付を集める前に、私は、人を動かす方法として、まずは
新聞でこの問題を論じて、それから人々に あらかじめ 心構えをさせる
ように努めた。

この人を動かす方法は、寄付金を集めるといった、人を行動させる際の
常套手段である。

【日本未公開ノウハウから引用・解説】人を動かす方法の追記:

なぜならば、人は、自分にとってメリットがなければ、また、必要と
感じなければ 動かないからだ。

だからといって、自分から 「 あなたにもメリットがあるよ 」、
「 あなたにとっても 必要なことなんだよ 」
と、宣伝して回っては
怪しまれるだけ、胡散臭く感じるだけで、全く意味をなさない。

そのため、新聞などを使って この問題を論じながら、読者をはじめと
した人たちに、必要性があること、メリットがあることに 気付いて
もらう必要がある
からだ。

だが、ボンド博士は この人を動かす方法を怠ったのである。

<お酒の飲み過ぎは身も心も滅ぼす! / 人の心を動かす心理術>

by 上田真司

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