遂に、フランクリンは電気実験を開始。


【其の127】フランクリン、電気実験を開始

今も述べたように、私は、自分でビジネスをしなくても済むようになった
が、この頃には、大した金額ではないが、必要なだけの財産ができた。

そのため、今後は、学問の研究などに費やす時間もあるだろう…と、
とても楽しみに思ったものである。

私は、イギリスからフィラデルフィアへと 講義のために来日していた
スペイン博士の実験器具を、一式 買い取った。

そして、フランクリンは、電気に関する実験を没頭するホド 熱心に
勧めていった。

 

ところが、フランクリンが電気実験に没頭していると、今度は、
世間は 私のことを、「 よほど暇な人間なんだ。」 と思い、ついには、
私をつかまえて、公共の仕事をさせ始めたのだ。

そう。市政のあらゆる部門から、それも ほとんど同時に、何かしらの
他の仕事を押しつけてくるほどだった。

知事は、私を治安判事に任命し、市の行政機関は 私を、市会議員の一人
に選び、ほどなくして 参事会員に推薦した。

また、一般市民は、私を彼らの代表に選んで 州会に送ったのだ。

この、最後の地位は、とても嬉しかった。

 

というのも、ただ討論を聞くだけのために 州会へ出席するのは、
もう飽き飽きしていたからだ。

そんなところに、書記であるため、討論に加わらなければならず、
おまけに、その討論ときたら、だいたいは無意味な内容のものばかり。

私は、魔法の方陣や円陣を作ったりなどして、やっと、退屈を紛らわし
ていたからである。

また、自分が議員になれば、善をなす力も増すだろうと考えたから
でもあった。

もっとも、そう言ったからといって、いろんな役職に就いたことを
私自身、別に自慢したいと思わなかったのか? というと、そんな
こともない。

それどころか、私は とても自慢に思ったのである。

 

初めて世の中に出た時の自分が、卑しかったことを考えれば、これらの
地位は、私にとって、大したものであり、しかも、どの役職にしても
自分から願い出たわけでは なかったからだ。

私に対する、世の中の人の 思いやりの自然な表れであっただけに、
私は、心底 嬉しかったのである。

<ベン・フランクリン大学設立 / 初めが肝心!トラブルを未然に防ぐ秘訣>

by 上田真司

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