フランクリン・ストーブ発明の裏側。


【其の123】フランクリン、オープンストーブを発明!

年月の順序から言うと、前後してしまったが、1742年に、
フランクリンは、オープンストーブを発明した。

このストーブは、新しい空気が入ってくる時に、温まる仕掛け
になっているため、これまでの暖房器具より 暖かく、さらには、
燃料の節約に役立った。

私はその模型を、古くからの友人 ロバート・グレイス氏に
贈った。

グレイス氏は、溶鉱炉を所持していたので、このストーブに使用する
鉄板の鋳造をはじめたところ、ストーブの需要が徐々に増してきた
ために、彼は、大儲けすることができた。

私は、その需要を、よりいっそう拡大させるために、パンフレット
を書いて配布し、認知度アップに貢献した。

その、フランクリン・ストーブのパンフレット内容は、

「 新発明のペンシルベニア式ストーブについて。
 そのメカニズムの解説や、使い方について説明し、既存の
 あらゆる暖房器具よりも すぐれていることを証明す。
 これまで使用されていたストーブの欠点は、すべて改善された。
 …などなど。」という内容であった。

この、フランクリン・ストーブのパンフレットは、非常に効果的だった。

トマス知事は、この中で解説されているフランクリンのストーブ構造が、
非常に気に入った様すで、彼は、
「 数年の期間中 専売特許件を与えよう。」と提案してきてくれた。

しかし、私は、このような場合に、常々自分には重要だと思われる
1つのルールを設けていた為、この申し出を断った。

つまり、我々は、誰かの発明からヒントを得て、それを元に多大な
利益を得ている
のだから、自分が何か発明したとしても、利益を得る
ことよりも、人の役に立つことを喜ぶべきである。

この世にある発明品や作品は、必ずといって良いほど 誰かからの
影響を受けたものであり、全く新しい物など無い
のだ。

その為、その発明によって、たとえ 自分以外の誰かが儲けたとしても、
それを決して 惜しむことがあってはならない。という考えである。

このようなルールを自分に儲けていた為、私は、トマス知事の
申し出を断った。

 

ところが、ロンドンのある金物屋は、フランクリン・ストーブの構造を
説明したパンフレットに述べた内容の、ほとんどの模倣した。

それに工夫を加えて、あたかも自分が考え出したように演出し、
デザインを少々変えて販売した為、かえって能率を悪くしたが、
ロンドンで特許をとり、少しばかり儲かったそうだ。

この、フランクリン・ストーブを模倣した男のように、私の発明を
盗んでは、あたかも自分が発明したかのように発表し、特許をとる
人間は何人もいたが、成功して儲かった例はほとんどない。

また、このような連中と、私は争ったことがない。

というのは、特許をとって自分が儲けよう。という考えはない上に、
私自身、争いごとを好まないからだ。

この、フランクリン・ストーブは、当ペンシルベニアでも、近くの
植民地でも、非常に多くの家庭に普及し使用され、それによって人々は、
薪の使用量が少なく済んだ。

<自分が分からない悩み解決法 / 本格的に社会的活動を開始>

by 上田真司

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