金銭トラブルを未然に防ぐ方法


【其の112】金銭トラブルを未然に防ぐ方法

さて、私の家業は だんだん手広くなり、暮らしも日に日に
豊かになってきた。

私の新聞が、一時は この地方(フィラデルフィア)および、
近隣の地方では、新聞の内容・クオリティーともに、
ライバルに 圧倒的に差をつけたことで 唯一の存在となった。

そのため、大いに儲かるようになったからである。

同時に、私は、

「 初めの百ポンドさえ溜めてしまえば、
  次の百ポンドはひとりでに溜まる。」

というコトワザは真実である。ことを 実際に経験した。

 

“お金”というものは、本来 繁殖力の強いものなのである。

カロライナの組合経営が 成功したのに味を占めて、私は、
他のところでも 事業を展開して見ることにした。

そして、これまで よく勤め上げてくれた 数人の職人を
抜擢し、カロライナの時と同じ条件で、各地の植民地に
印刷所を開かせたのだ。

すると、抜擢した多くの職人たちは 上手に経営し、
契約期間の6年が終わると、活字を私から譲り受けて独立し、
経営を続けることが出来た。

こうして、何人かの家族が  事業に成功して 財産を作る
ことができたのである。

 

組合経営というものは、金銭トラブルなどによって、
ケンカ別れに なりがちのものであるが、私の場合は、
幸いなことに、金銭トラブルもなく、すべて円満に経営され、
円満に終わったのである。

これは、私が あらかじめ用心して、金銭トラブルをはじめ、
ケンカの種が1つもないように、各当事者が しなければ
いけないこと、もしくは、して欲しいことを、1つ残らず
明瞭に 契約書の中に取り決めておいた
ことが大きい。

それゆえ私は、組合経営を始めようとする、すべての人に
金銭トラブルなどを防ぐ この方法を、薦めたいと思う。

なぜならば、契約当時には、当事者同士がお互いに、
どんなに 尊敬と信頼を持っていたとしても、仕事の上の
心配や 気苦労などが“不公平”だ。

という考えが起こると、それにつれて、ちょっとした妬み心や
嫌気が頭をもたげ、そんなことから 友情に亀裂が入り、
せっかくの組合関係も 一気に崩壊し、よくある訴訟沙汰や、
そのほかの 面白くない結果に終わる事が 良くあるからである。

<本の出版前に知るべきこと / フランクリンが大学設立した理由>

by 上田真司

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