目的へと誘導する!相手の性格を利用した文章の書き方


【其の110】相手の性格を利用した文章の書き方

私と ホイットフィールド氏との関係は、次に記した例によって
ある程度は 理解できると思う。

彼は、何度もイギリスからボストンへ行ったが、ある時
わたしに手紙を送ってきた。

その手紙には、こう書いてあった。

「 もう少ししたら フィラデルフィアへ行くつもりだが、
  古い友人で、いつも泊めてくれる ベネゼット氏が
  (フランス生れの博愛家)、ジャーマンタウンに引っ越した
  みたいだから、フィラデルフィアに着いても どこに泊まれば
  良いのか分からない。」
─ と。

 

そこで私は、
彼の性格を考えた文章を書き、次のように返事を書いた。

「 あなたは私の家をご存知でしょう。
  何もお構いはできませんが、それでも よろしければ、
  喜んで 宿泊する宿を お貸しいたしましょう。」

すると 彼から、

「 もし私が、このような親切な 申し出をしたのが、
  キリストの為であるなら、かならずや良い報いがあるに
  違いない。」
という返事をよこしてきた。

そこで私は、
相手の心理・背景・性格を考慮し文章を以下のように書いた。

「 どうか 誤解しないで下さい。これは、キリストのため
  ではなく、あなたの為なのです。」
─ と。

すると、私たち 2人のことを知っている知人の1人が、
冗談で次のように語った。

何か恩を受けると、その重荷を自分の肩から下ろして
天なる神に押しつけようとするのが、お坊さん連中の
やり方だと知っているから、それで フランクリンは、
あくまで 地上に置くように誘導したという訳だね。

ある目的(重荷を自分の肩から下ろさないよう)に
誘導するよう、彼の性格を考え文章を書いたわけだ。

 

最後に、ホイットフィールド氏に会ったのはロンドンだった。

その時 彼は、孤児院の事業や、その事業を利用して 大学を
設立したい考えなどについて、私に アドバイスを求めた。

この彼は、声が大きく よる通る上に、1つ1つの単語の
発音がハッキリしているので、どんなに聞く人たちの人数が
多くても、いつも出来る限り 大人しくしていることもあって
カナリ遠いところにいても 話がよく聞こえたものだ。

ある夜、彼が 裁判所にある 玄関の階段の1番うえから
説教をしたことがあった。

 

裁判所は市場通りの中央、これと直角に交わる2丁目の
通りの西側にあったが、通りは両方とも カナリ離れた
ところまで 説教を聴く人で埋まっていた。

私は、市場通りの1番うしろの辺りにいたが、好奇心から
通りを川のほうへと下って行き、どのぐらいまで彼の声が
聞こえるか試してみたい気になった。

そこで私は、早速 行動に移してみた。

すると、フロント通り近くまでは 彼の声がハッキリと
聞こえたのだが、そのあたりまで来ると 通りがにぎやか
なため、彼の声が ハッキリ聞こえなくなることが分かった。

<孤児施設を建てた男との出会い / 本の出版前に知っておくべき真実>

by 上田真司

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

以下の記事も読むと、さらに成功習慣が身に付きます

タグ

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ