世界初!消防組合の誕生。その裏話…


【其の106】世界で初めて消防組合が誕生

同じころ私は、火災の原因となる、さまざまな 不慮の出来事や
不注意について、一篇の論文を書き、これに対する注意や
自分の考える予防策のことを論じた。

( これは最初、ジャントー・クラブで読むために書いたモノ
であるが、後に、一般公開した

1735年2月4日付けのガゼット紙に
 「町を火事より守ることについて」という文章で発表された。

この論文は、大勢の間で「非常に役立つ論文だ」と評判になった。
それによって、ある組合を設けようという計画が持ち上がった。

その組合とは、消火をいっそう速やかにし、危険に陥った場合
には、お互いに協力しては 荷物を運んび、安全にすることを
目的とする消防組合

その消防組合を設立する計画が、まもなく持ちあがった。

その中に、この計画に参加しようという者が出て、その数は、
30名に達した。

消防組合の規約によれば、各組合員は、荷物を包んで運ぶための
頑丈な袋とカゴ、それから、革製のバケツを一定数、どこで火事が
起きても間に合うよう、常に整頓して使えるよう準備する義務があった。

また、月に1度。夜に親睦会を開き、火事の際の有効な処置に
ついて、各個人が思いついた考えを話し合い、伝えあうことに
するよう決まった。

 

この 消防組合はとても有益である。ということは、間もなくすると
明らかになり、一と組合には、不便なほど 多数の入会希望者が
出来たので、別に組合を作るように アドバイスをした。

そこで、その組合が生れたのだが、引き続き新しい組合が
次から次へと誕生し、その数は、とんでもなく膨れ上がり、
金持ちの住民は、ほとんど皆 この組合に加入するほどになった。

そして、これを書いている現在、私が最初に作った
「ユニオン消防組合」は、創立いらい50年以上になるが、
未だに続いている。

もっとも、最初の組合員の多くは他界してしまい、生き残って
いるのは、私と、私より1つ年上の人、この2人だけにすぎない。

 

毎年の集会に欠席する 消防組合員は、罰金として、
小額ではあるか、お金を払う規則になっている。

その徴収したお金は、各組合の消防ポンプ、梯子(はしご)、
鳶口(とびぐち)、その他 有用な器具を買い入れるのに
使ってきた。

その結果、火災を 初期の段階で 消し止める設備が、この町ほど
行き届いているところは、世界中どこにもないのではないか?
とさえ思う。

実際、このような消防組合ができてからというもの、この町では、
火災で1時に1~2軒以上焼けた。ということがない。

また、火元の家が半分も焼けぬうちに、消化されることも
決して珍しくはなかった。

<フランクリン、公共事業に着手 / 社会的活動を本格的に開始>

by 上田真司

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