フランクリンが初めて着手した公共事業。それは…


【其の105】フランクリン、公共事業に着手

さて、このころ私は、公共事業に多少なりとも関心を持つように
なったが、最初は、ささいなことから始めることにした。

まず、取り締まらなければならない。と思った 公共事業の1つは、
市の夜警であった。

夜警の仕事は、各管轄区の警官が交替で行っていたのだが、警官は
各戸から、世帯主を数名呼び集めて、一緒に夜警をさせていた。

夜警に出たくない者は、1年に6シリングずつ警官に支払うことで
許されていた。

この、警官に支払ったお金は、代わりに夜警をしてくれる者を
雇う資金に充てることになっていたが、実際には 受け取る金額が
多すぎた為、余ったお金は、全て警官の懐に入っていた。

 

また、彼らは少しばかりの飲み代を出して、ヤクザ連中を集めて
きては、夜警をさせることが 度々あった。

そのため、身分ある人たちは、その仲間に加わることを嫌っていた。

それに、何度も夜警の仕事をさぼり、たいていの晩は、お酒を
飲んで過ごしていたのだ。

そこで私は、ジャントークラブで読むため 原稿を書いて、これらの
非行を指摘し、特に、警官が取り立てる6シリングは、支払う者の
経済状況によって、不公平があることを主張したのだ。

というのも、夜番に守って貰う財産と言っては、全部合わせても、
だいたい、50ポンドに満たない貧乏な世帯主も、その倉庫に
数千ポンドの財貨を蓄えている、もっとも裕福な商人と、同額の
金額を支払っているのだから…。

 

だいたいにおいて私は、もっと有効な夜警方法として、夜警に
適した人物を 長期にわたって雇い、夜警に当たらせること。

その経費割り当てのより、公平な方法として、所得に応じて
お金を徴収することを提案した。

この提案は、ジャントークラブで賛同を得ることができた為、
それぞれのクラブで発案。という形式にして、例の所属クラブ
にも知らせることにした。

この公共事業を改革する計画は、すぐには実行に移されなかった。

しかし、人々の気持ちをかような改革に対して 準備させたため、
数年後、クラブの会員が、ナリの有力者になった時には、容易に、
上記の提案の内容を 法律化することが出来たのである。

<信頼される人になる条件 / 世界初!消防組合の誕生>

by 上田真司

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